
クラスのみんなが、おかずを残すのをなんとかしたいって先生が言ってたやつなんだけど

嫌いなおかずをみんなが残すっていう問題ね。アイデア出た?

まだ出ない。シルベッシー考えてよ

ダメだよ、自分で考えなきゃ

えー、なんとかしてよ〜、ドラえもん〜

ドラえもんじゃないから!
今回は、具体的な施策アイデアの出し方をお伝えします。
コンセプトが決まって、いよいよ企画の中心となるステップです。
コンセプトまではスムーズに決まったのだけど、そのあと具体的なアイデアが浮かばないということはあるかと思います。
あるいは、そもそもアイデアをどう出せばよいかわからない方もいるかもしれません。
今回の記事は
【誰に】アイデアが出ない方、出し方の分からない方
【何が】アイデアを具体的にする方法と、意識したほうが良いポイントが理解できます
企画のやり方・進め方を全10ステップで解説しています。
» 【誰でもこれでできる!】企画のやり方・進め方10のステップ
コンセプトができたら次に施策アイデアを考えます
企画のコンセプトができたら、いよいよ具体的に何をやるか、その施策アイデアを考えます。
いくら良いコンセプトが出ていたとしても、施策アイデアが良くなければ、企画は通りません。
仮に企画が通ったとしても、実施してうまくいかなければ意味がありませんよね。
この施策アイデアを考えるところが、なかなかできない人が多いかもしれません。

私も最初はなかなかできませんでした
ぱっとひらめくとか思いつくみたいなことが起こらない。
でも、長年企画の仕事をする中で、やり方を自分で見つけたので、それをお伝えしたいと思います。

でも、難しいんでしょ

まあ、簡単ではないですよ。でも、アイデアの出し方の道筋はあります

よし、やってみよう!
アイデアはコンセプトに合致していなければいけない
具体的な施策アイデアを考える前に、大前提があります。
それはコンセプトに合致していなくてはいけないということです。
これまで、企画の流れを説明してきました。

企画の方向性からコンセプトを考えるんだよね
企画の方向性とコンセプトに合ってなければ、施策アイデアとしては良いとは言えません。
企画の方向性については、こちらを。
企画のコンセプトについては、こちらを。
コンセプトを考える前に、企画の方向性を決めることが大事です。
アイデアもその方向性から考えるのがオススメの方法です。
施策アイデアは企画の方向性から考えるといい
アイデア出しで、一番意識したいのは、企画の方向性です。

どっちの方に企画を考えるかだよね

そうです、これを意識するのがとても大事
現状分析して、問題を把握して、やらなくてはいけないこと(課題)を出します。
そのあと、どっちの方向に企画を考えるかが、企画の方向性ですね。
例えば、はじめちゃんの例だと、次の感じです。


このコンセプトはぼくが考えたんだよ!

いいね!
さて、アイデア出すときにはこの中の「企画の方向性」に注目します。
企画の方向性:嫌いなおかずを嫌いと意識しなくて済む
この企画の方向性を元にしてアイデアを考えます。
どうやるかというとまず「嫌いと意識しないというのは、どういうことだろう」と考えていきます。
さらに深くいきます。
「そもそも嫌いってどういうことだろう」と考えていきます。
食べ物が嫌いっていう場合でも、嫌いの理由は色々ありますよね。


昔、嫌なことがあったって例えば?

例えば、食べたらお腹をこわしたとか、中に虫が入っていたとか

恋のライバルが、その食べ物を好きだったとかは?

まあ、あるかもしれませんね
こうやって要素を分解していきます。
分解したひとつひとつ(今回の例では、嫌いの理由)に対して、「この嫌いを意識しなくて済むにはどうすればいいんだろう」と考えるのです。




これが施策アイデアの元になります。

すごい、たくさん出てきた。

どれも問題を解決できそうな感じ
いかがでしょうか。
ここからアイデアをさらに広げたり、絞ったり、より具体的にしたりしていきます。
次回、アイデアをより具体的にしていく方法もお伝えできればと思います。
アイデア出しというと、突飛ですごいアイデアがどこかからか降ってくることをイメージしている方がいるかもしれませんが、今回のやり方を覚えると、アイデアはかなり出やすくなると思います。
ぜひお試しください。

モナちゃん、りんごが嫌いなんだけどね。なぜか聞いたらね、庭の木からりんごが落ちてきて頭に当たったんだって

痛くて嫌いになっちゃったってことね

ちがうよ、万有引力を発見した!と思ったけど、ニュートンのやつがもう見つけてたからだって

うーん、このりんご嫌いはアイデアで解決できるのだろうか・・・

読んでいただき、ありがとうございました!