【企画の本紹介】『誰でもすぐに戦力になれる未来食堂で働きませんか』でチームで働く方法を学ぼう

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企画・発想、その他お仕事に関する書籍を紹介します。

今回は小林せかいさんの『誰でもすぐに戦力になれる未来食堂で働きませんか』です。

カラピー
カラピー

小林せかいさんは食堂経営されている方です

『誰でもすぐに戦力になれる未来食堂で働きませんか』の概要

本の表紙
誰でもすぐに戦力になれる未来食堂で働きませんか
タイトル誰でもすぐに戦力になれる未来食堂で働きませんか
著者小林せかい
出版社祥伝社
発売日2019/3/1
ページ数208ページ
サイズB6判

『誰でもすぐに戦力になれる未来食堂で働きませんか』の目次

『誰でもすぐに戦力になれる未来食堂で働きませんか』の目次は以下の通りです。

【目次】

序章 一人には限界がある
1章 組織(目的が唯一;誰でも戦力になれる;補完し合える)
2章 人(能力;モチベーション)
3章 自分(人を知る;自分を伸ばす;自分を保つ)
4章 既存の力を借りる…「横のつながり」(善意を借りる;巻き込むコツ;人の欲を見る)

小林せかいさんは神保町にある『未来食堂』の店主です。

小林せかいさんは、東京の神保町にある「未来食堂」という食堂の店主をされている方です。

未来食堂は、カウンター12席という小さな食堂なのですが、とにかく仕組みがユニーク。

そのユニークさが、評判になり、有名になりました。

経歴もユニークで、東京工業大学理学部数学科卒業後、日本IBM、クックパッドで6年半エンジニアとして勤めたのち、1年4カ月の修業期間を経て、2015年9月に東京東京の神保町に「未来食堂」を開業しました。

カラピー
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不思議なルートを辿って食堂経営にたどり着いていますね。でもすべてがつながっていることが本を読むと分かりますよ

ちなみに未来食堂は「誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所」を理念としているそうです。

「誰もが受け入れられる」ってとても素敵ですよね。さらに「誰もがふさわしい」なんて最高すぎます。

【感想】私がおすすめのビジネス本を聞かれたときは、まず小林せかいさんの本を挙げます

未来食堂は独特な仕組みで営業している食堂です

食堂の人の本をなぜ紹介するの?と思った方がいるかもしれません。

私も最初は、なぜビジネス書として売れているのかがわかりませんでした。

未来食堂をご存知ない方に少し説明すると、未来食堂はカウンター席のみ(12席)。そして小林せかいさん以外にまかないさんというお手伝いする方が数名います。

そのまかないさん、実はアルバイトやパートとは違って、お手伝いすることで食事がタダになるシステムで働いている方なのです。

?(はてな)が頭に浮かんでいる方がいるかもしれませんが、小林せかいさん最初からこのシステムを考えて始めています。

そのあたりはぜひ小林さんの別の本を読んでいただきたいです(どの本も超オススメです)。

実はとても合理的な考え方のもとに行われていることが、本を読むと分かります(しかも情熱や愛情たっぷり)。

昨年、未来食堂へ行ってきました

本を読んですっかりせかいさんのファンになった私は、昨年末に未来食堂へ行ってきました

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神保町の駅から少し歩いたところにあるビルの地下に未来食堂はあります。

ほんとはまかないを体験したかったのですが、食堂に1度行っていないと申し込めなかったので、普通用に食事をしにいきました。

メニューは日替わり定食1種類で、ごはんは、おひつからよそうスタイル。

一見すると味が想像できないおかずもありましたが、どれも美味しかったです(そして他では味わったことがない)。

みなさんもぜひ一度訪れてほしいです(本を読んでから行くのがおすすめです)。

徹底的な仕組み化でなりたつ食堂経営があらゆるビジネスで役に立つ

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この本を読むと、ユニークな食堂の経営方法が、あらゆるゆるいつながりでも最強のチームになることがわかります。

想いを持って徹底的に仕組み化する。

普通ここまでできないのでは?と思うところまで考え尽くし、試してみる(やってみるのも大事)。

とにかくこの本(他のせかいさんの本も)を読むと、いろいろな気付きを得られると思います。

もし「オススメのビジネス本を教えてください」と聞かれたら、小林せかいさんの本を紹介します。それくらい良い本です。

最後に本の中から印象に残ったところをひとつ紹介。

「こういうことなら頼んでいい」という小さないくつかを決めておいて、それらを頼むことをルール化するのです。

『誰でもすぐに戦力になれる未来食堂で働きませんか』より

私自身、人に頼みごとをするのがとても苦手。申し訳ないという気持ちもありますが、それより自分でやった方が早いなあと考えてしまうことがよくあります。

頼り、頼られる、互いを補完する方法のコツとして紹介されていましたが、これはとてもいいなあ、自分もチームで仕事をする際に取り入れたいと思います。

いかがだったでしょうか。興味が出た方は、ぜひ『誰でもすぐに戦力になれる未来食堂で働きませんか』を読んでみてください。