【ブレインストーミング】ブレストをしてアイデアをどんどん出そう! その2

企画・発想の技

前回、ブレインストーミング(ブレスト)について、4つの原則と禁句をお伝えしました。

今回はブレストの進め方をお伝えします。

ブレストは、やり方を理解して実践しないとうまくいかなかったりします。

私の経験から、うまくいくポイントもお伝えします。

はじめちゃん
はじめちゃん

ブレインストーミング! ブレーンバスター!

シルベッシー
シルベッシー

なにかの技みたいだよね

ブレストのメンバーは10人以内が望ましい

ブレストをおこなうメンバーの人数(会議で集める人の数)は10人以内が望ましいとされています。

10人以上集まると、一人の発言数が少なくなったり、発言できなくなったりするためです。アイデア出しはできるかもしれませんが、チームとしてブレストをしている感じにならなくなり、参加者の消化不良感も出やすいです。

カラピー
カラピー

個人的には、6、7人程度が良いと感じています

3人でもできますが、個の意見が強くなり、アイデア自体がコロコロと展開して発展していくのを感じにくくなります。

まずはチームのメンバーでやってみて、人数を増やしたり、減らしてみたりしてもいいかもしれませんね。

ブレストの進行役と書記を決めておきます

ブレストのメンバーの中で、決めておくのが、リーダー書記です。

リーダーは司会進行役で、ブレストを進める人です。ファシリテーターと言ったりします。

また、会議中に出てくるアイデアをホワイトボードや付箋に書き留める、書記を決めておきます。

ブレストのメンバー構成

リーダーはブレストの場を回す人なので、慣れた人がいいですが、ブレストの経験がない場合は、会議を引っ張っていけそうな人に頼みましょう。

ブレストの進め方(全体の流れ)

さて、ブレストの進め方ですが、ブレストの前と後を含めて3つのパートで説明していきます。

全体の流れは以下のとおりです。

ブレストの進め方(全体)
はじめちゃん
はじめちゃん

けっこうやることあるね

カラピー
カラピー

そんなに難しくないので心配しないで

ブレストの前に準備する3つのこと

ブレストの前にやることは、「テーマ決定」「メンバー選定」「案内」の3つです。

ブレストの進め方(前)

まずはブレストをするテーマを決めます

テーマは、あまり抽象度が高いとアイデアが出にくくなるので、具体的なテーマや質問にしましょう

例えば、「会社を有名にする」ではなくて「広報・PRの見直し」とか「新ジャンルでの会社の認知度向上」とか。

カラピー
カラピー

ただし具体的になりすぎるとアイデアの幅が出にくくなる場合もあります

次にメンバー選定ですが、会社でブレストをやる場合は、通常同じ業務をしているチームでやることになると思います。

ただ、可能であれば業務と関係ない人に参加してもらいましょう。

業務と関係ない人が入ることで、思ってもいなかったアイデアが出てきたりしますのでおすすめです。

面白いアイデア出してくれそうな人、思い浮かびませんか?

業務の都合で、なかなか参加してもらうのは難しいかもしれませんが、ぜひ調整してみてください(会議の30分、1時間だけでよいのです)。

はじめちゃん
はじめちゃん

誰を呼ぶかが大事ってことね

最後に、ブレストの会議案内をメンバーに送ります

会議案内には、会議日時、時間、そしてブレストのテーマを書きます

個人的なおすすめは「ブレストです」と書くことです。あと、ブレストが盛り上がるように、楽しい感じを会議案内でも感じてもらえるように、何か一言添えるといいですね。

カラピー
カラピー

最近は、オンライン会議(ZOOMやTeams)が多いかもしれませんね

ブレストをみんなで盛り上げよう

さてブレスト開始です。

ブレストの進め方(ブレスト)

冒頭、リーダー(司会進行役)が会議の場をほぐします

アイスブレイクという手法ですが、みんなが発言しやすい雰囲気を作っていきます。

アイスブレイクのやり方は色々あるのですが、たとえば、「今日あった良い出来事」とか「最近オススメのマンガ」とかを一人ずつ発表してもらいます。

場がほぐれればいいので、長い時間をかける必要がありません。何か盛り上がるネタがあるといいですね。

次に今回のテーマを発表します。ブレストに慣れていないメンバーがいる場合は、ブレストの原則禁句も説明しておきましょう。

そしてブレスト開始です。

最初はリーダーが誰かに振る感じで進めましょう。

「XXさん、何かアイデアはありますか?」みたいな感じでOK。

まずはリーダーが話を振っていったり、出てきたアイデアに対してリアクションしたりして、みんなが発言しやすい雰囲気を作っていきます

カラピー
カラピー

そのうちメンバーみんなが勝手に話しだすようになると思います

あまり発言していない人がいたら、リーダーがその人に声をかけましょう。その人にアイデアがなさそうであれば、それまでに出たアイデアのどれが良かったかとかを聞いてもいいですね。

アイデアが出なくなったら、リーダーが別の方向に話題を振ったり、違うアイデアを出したりしていきます。

はじめちゃん
はじめちゃん

リーダー大事だね

リーダーが慣れていない人の場合は、周囲の人が変わりに、発言していない人に話題を振ったりしましょう。みんなで盛り上げるのが大事です。

出てきたアイデアは、書記の人がホワイトボードに書いたり、付箋に書いて貼ったりします。

書記のひとはアイデアを一言(キーワード)にして書いていきます(少し練習が必要かもしれません)。

そして、関連するアイデアを線でつなげるとか、盛り上がったアイデアは丸で囲うとかしていきましょう。

アイデア出しが終わったら、全員で振り返りを行います。

10分とか15分くらいかけて、集まったアイデアをみんなで見ていきます。

展開して発展したアイデアを見ながら、実現すると良さそうなアイデアをみんなで話しあいましょう。

ブレストが終わったらアイデアを整理しよう

ブレストが終わったら、出たアイデアを整理します。

ブレストの進め方(後)

この作業は、ブレスト参加者全員でやる必要はありません。主要メンバーで話しながらまとめたり、一人でまとめるのでも構いません。

ブレストは自由奔放にアイデアを出す場でしたが、ブレスト後のまとめは、実際に実現可能なアイデアに絞っていく工程です。

問題点や実現するための課題なども検討していきましょう。

シルベッシー
シルベッシー

いいアイデアでも、実際にやろうと思うと大変だよね

はじめちゃん
はじめちゃん

でもブレストでたくさんアイデア出たから、なんとかなりそう

今回は、みんなでアイデアを出す「ブレインストーミング」という会議方法をお伝えしました。みなさん、ぜひやってみてください。

カラピー
カラピー

読んでいただき、ありがとうございました!

ブレストで出たアイデアは、KJ法を使って整理するのがおすすめです。