
シルベッシー、ぼくがモテるようになるための企画を考えたから聞いてくれる?

いいけど、ボクが聞いてどうするの?

手伝ってもらわないといけないからだよ。じゃあいくよ。
まずは、アルバイトをしてお金を貯めます。
そのお金を女の子たちに配ります

最初から不穏・・・

いいから、まだ100個くらいアイデアがあるから聞いてよ

えー、ずっと聞くの???

企画書にするといいかもしれませんね
企画を考えたら、企画を伝える相手に説明することになります。
そのときに用意するのが、企画書です。
今回は、企画書をなんのために作るのか、作るときに意識しておいた方がいいことをお伝えします。
今回の記事は
【誰に】企画書を書いたことがない方、企画書を書く必要がある方
【何が】企画書を書く目的、企画書を作るときに意識することが理解できます。
企画書は相手に企画を採用してもらうための道具
企画には、その企画を実行する人がいます。
その人に「やりましょう」とOKを出してもらわないといけません。
お金がかかる企画であれば、お金を出してくれる人に認めてもらう必要がありますね。
企画書は、自分たちの考えた企画を採用してもらうために使う道具です
道具ですから、目的(企画を採用してもらう)を実現するために機能するものでなくてはいけません。
せっかくの良い企画でも、その良さ、魅力が伝わらなければ採用されませんよね。
企画書は、相手のために作るものと意識してください。
企画の相手や使う場面に合わせて形式を決める
企画書は、「書」と付くので、企画を書面にまとめたものですが、書面といっても形式は色々です。
みなさんは、企画書と聞いて、どんな形を思い浮かべますか?

なんとなくスライド形式のものを浮かべる人が多いのではないでしょうか?
紙に印刷した企画書をプレゼンの場で配って、それを見てもらいながら、企画を説明している方もいるかもしれません(昔はそうでした)。
紙の場合はA4サイズかA3サイズの用紙で作るのが一般的ですね。
ちなみに私の会社員時代は、クライアントの某自動車メーカーがA3サイズで企画書を作っていたので(こう書くと某自動車メーカーがどこか分かる人がいそうです)、それに合わせてA3の企画書を作り、プリントアウトして持参していました。
A3用紙を入れる書類入れが会社にたくさん置いてありましたね。
その後、パソコンを大きなモニターにつないでプレゼン(企画を発表)するようになったときも、スライドを縮小コピーした紙を持っていってました。
企画書の形式を決めるのは大きく次の2つです。
1.プレゼン(発表)する機会があるか
2.相手が紙で読む必要があるか
プレゼン(発表)する機会があるのであれば、スライド形式で企画書を作ると良いでしょう。
クライアントのプレゼン参加者が多い場合は、大型モニターが用意されていることが多いですし、少人数の場合は、パソコンを持ち込み直接見せることもできます。
相手が紙で読むのであれば、スライド形式より、A4やA3サイズの書式で企画書を作るのが良いと思います。
紙じゃなくてはいけない場面は、現在では少ないように思います。

もちろんクライアントから指定がある場合はそれに従ってください
自分の作りやすい形式で作るのではなく、どのような場面でどのように使うかで決めてくださいね。
A4サイズ1枚で企画書を作る方法は、こちらの記事をご覧ください。
スライド形式の企画書の書き方は、こちらの記事をご覧ください。
どちらの形式にも良いところ、悪いところがあります
スライド形式と、印刷形式のメリット・デメリットをまとめておきます。

スライド形式のメリットは、みんなが同じところ(内容)を見てくれるところです。
スライドは一枚ずつ見せるものなので、今見せているスライドだけを見てもらえます。
相手の反応を見ながら、スライドを切り替えるなど、プレゼン(説明)をコントロールしやすいと言うこともあります。
一方、紙のメリットは、プレゼンを受ける方が自分の見たいところを手元で見れることです。
この2つのメリットは、裏返すと互いのデメリットになります。

スライド形式のデメリットは、スライドで表示している内容以外が気になっても知る方法がないことです。
例えば、「良いアイデアだけどお金かかるよね」と思った人は、そのことが気になって集中しずらくなったりします。
紙であれば、パラパラめくってお金の話をちらっと見ることができますが、スライド形式ではできませんよね。
逆に紙のデメリットは、勝手に自分たちの見たいところを見てしまうので、こちらのプレゼン(発表)に集中してもらいにくくなることです。
今は、プレゼン形式が主流だと思うので、次のことを意識してやっておいてください。
スライドを見たときに、どんな疑問が浮かぶ可能性があるかを考え、その答えをちゃんと用意しておく
各スライドに書かれていることを始めてみた人がどんな疑問を持つかを考えてみましょう。
その答えは、口頭で説明したり、後のスライドで説明すればOKです。
ちなみにプレゼンの際、あらかじめスライドを紙出力して渡すこともできますが、個人的にはおすすめしません。やっぱり集中してもらえななくなるので。
紙を渡す場合は、プレゼンが終わって質疑応答になってから渡しましょう。

ぼくの企画は100個あるから、枚数がたくさんいるね
企画書はわかりやすく魅力が伝わるものにしましょう
企画書はわかりやすく魅力が伝わるものに。
まあ当たり前です。
でも当たり前が難しい。
20年以上企画に関わってきて、他の人の企画書を見る機会も多かったのですが、ついつい自分たちの言いたいことを、自分たちの都合で、自分たちからの視点で書かれているモノになっていることがありました。
意外と自分たちで気づかないのです。
これを防ぐには、最初に企画書が自分たち都合で書かれているおそれがあると自覚しておくことです。
チームの誰かがその視点でチェックする役目を担う手もありますね。
とにかく相手の知りたいことがちゃんと入っているか、相手が魅力を感じる内容になっているか、意識して作ってください。

そうか、ぼくの言いたいことを言ってるだけじゃだめなのかあ。
でも、シルベッシーならわかってくれるよね

まあ、モテたいってことは十分わかるよ
企画書をつくるときは、今回お伝えしたことを意識して作ってみてください。

読んでいただき、ありがとうございました!