【企画を始める前に】課題抽出でやることを明確にしよう

企画・発想の技
シルベッシー
シルベッシー

はじめちゃん、給食のおかずを残してる話、みんなにアンケートとってみたら?

はじめちゃん
はじめちゃん

え、ムリ

シルベッシー
シルベッシー

どうして?

はじめちゃん
はじめちゃん

ボク、クラスに友だち少ないから・・・。友だち増やしたいなあ

今回は、企画をするために集めた情報から課題を見つける方法をお伝えします。

今回の記事は
【誰に】企画を始めるにあたって、何をすればいいか分からない方、やるべきことをどう決めればいいいか分からない方
【何が】課題(やるべきこと)の導き方、ポイントが理解できます。

企画のやり方・進め方を全10ステップで解説しています。
» 【誰でもこれでできる!】企画のやり方・進め方10のステップ

集めた情報から企画の課題(やること)を見つけます

現状を分析するために、いろいろな情報を集めたり、ターゲットとなる人を観察したりしたあとにおこなうのが、課題を見つける作業です。

課題」とは、やらなくてはいけないことです。

似た言葉で「問題」がありますが、こちらは解決すべき事柄という意味。

「課題解決」というように「問題」と同じ意味で使うこともありますが、
私の解釈では、問題の中にたくさんの課題(やること)が含まれているイメージです。

問題と課題の関係性

課題の達成方法を考えるのが企画です

この課題を達成する方法を考えるのが企画といういうことになります。

課題(やること)を達成すると、問題が解決される。

良い企画にするには、課題をちゃんと出すことがとても重要なのです。

企画では、こうなりたいという理想の姿やゴールがあって、そこと現状を比較してギャップ(差)を見つけます。

このギャップを埋めるのが「課題」にあたります。

ゴールと現状のギャップを埋めるのが課題

はじめちゃんの「友だちが少ない」という例でいうと、こんな感じです。

課題の具体例

ちなみに私は、問題をブレイクダウンして、
その細かくした問題をひっくり返して課題を抽出しています。

問題:友だちが少ない
 ↓ブレイクダウン

[問題1]人見知り ⇒ [課題1]人見知りを克服する
[問題2]友だちの作り方が分からない ⇒ [課題2]友だちの作り方を知る
[問題3]自分に自信がない ⇒ [課題3]自分に自信をつける

課題の抽出するには情報整理が必要

例えば若手向けの教育コンテンツを作りたいと、クライアントからお仕事を受注したとします。

「若者がなかなか育っていないんです」と担当者から伺いました。

いろいろな方法で情報を集めます。

例えば
・ターゲットとなる若者にアンケートを取ったり、ヒアリングをしたりする
・クライアントにおけるこれまでの教育体系を教えてもらう
・現在の教育コンテンツや資料を確認する
・世の中の若者の勉強の仕方を調べる
などなど

こうして集めた情報を整理していきます。

整理の仕方はいろいろな方法がありますが、似たような種類のものをまとめて(グルーピングして)、言葉をつけるのが良いと思います。

課題抽出の例

「KJ法」という情報をまとめる方法もあります。KJ法については、こちらの記事を参照ください。

他にもマーケティングで使う「SWOT分析」「3C分析」「4P分析」などのフレームワークを活用してもよいでしょう。

グルーピングした情報それぞれから課題を抽出していきます。

課題抽出の例

課題が多い場合は、重み付けや順番をつけよう

課題の解決が企画で考えることですが、課題がものすごく多い場合はどうすればいいでしょうか。

もちろんすべての課題が解決すればよいに越したことはないのですが、実際は、時間やお金の都合がありますよね。

この場合は、さきほどグルーピングした課題の中から、どれかに絞ったり、順番をつけたりしましょう。

プレゼンの場面では、
「課題がいくつかありますが、まずいちばん効果の高い、この課題に絞って施策をおこないましょう」とか、
「まずはこの課題に取り組み、次にこの課題に取り組むことで、効果的に目標が達成できると思います」とか、そんな感じで企画を説明することになりますね。

はじめちゃん
はじめちゃん

よし、明日学校へ行ったら、変顔でみんなに声かけてみよう!

シルベッシー
シルベッシー

変顔じゃなくていいよ!

カラピー
カラピー

読んでいただきありがとうございました!