![はじめちゃん](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_HAJIMEa.png)
また、学校で「変わり者」って言われちゃった
![シルベッシー](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_SIRUBE.png)
いいじゃない、別に変わり者でも
![はじめちゃん](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_HAJIMEa.png)
いつもさあ、左向いて寝てるでしょ。それで左脳が押されて、まじめなことが浮かばなくなったんじゃないかなあ
![シルベッシー](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_SIRUBE.png)
その発想がもう変わっているね
![カラピー](http://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2021/09/shinpai_blog01-300x300.jpg)
発想豊かでいいんじゃないですか
マインドマップとは、情報をグラフィカルに整理するためのツールです。
マインドマップを使用することで、アイデアを整理したり、問題を解決したり、プロジェクトを計画することができます。
使い方はいろいろ。
ただしマインドマップを初めて取り組む人は、どうやって作るのか、どのように活用すればいいのか、分からないことがたくさんあると思います。
そこで、この記事では、初めてマインドマップを使う人から経験者まで、誰でも分かりやすくマインドマップの使い方やメリット、デメリットについて解説していきます。
また、マインドマップを活用したアイデア出しの具体的な方法や、有名なツールの使い方も紹介します。
マインドマップとは頭の中のイメージを可視化するツールです
![はじめちゃん](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_HAJIMEa.png)
ねえ、マップって地図のことだよね。じゃあマインドは?
![シルベッシー](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_SIRUBE.png)
マインドは、精神や意識のことだよ
マインドマップは、アイデアや情報を図形やキーワード、カラー、線などを用いて構造化する手法です。
頭の中に浮かぶイメージを枝を伸ばすように紙に描いていきます。
マインドマップは、イギリスの著述家(ライター)のTony Buzan(トニー・ブザン)氏によって考案され、世界中で広く使われています。
トニー・ブザンがマインドマップを考案したのは1970年前後のこと。
![はじめちゃん](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_HAJIMEa.png)
昔だ
![カラピー](http://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2021/09/shinpai_blog01-300x300.jpg)
はい、長く使われていますね
![シルベッシー](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_SIRUBE.png)
それだけ有効なツールってことだよね
ちなみに提唱者のトニー・ブザンは、マインドマップについて以下に示す12のルールを定めており、「それに従っていないものはマインドマップとは呼べない」と主張しています。
マインドマップの12のルール:
Wikipedia
▪ 無地の紙を使う
▪ 用紙は横長で使う
▪ 用紙の中心から描く
▪ テーマはイメージで描く
▪ 1つのブランチには1ワードだけ
▪ ワードは単語で書く
▪ ブランチは曲線で
▪ 強調する
▪ 関連づける
▪ 独自のスタイルで
▪ 創造的に
▪ 楽しむ!
マインドマップのメリットとデメリット
メリット:
・イメージが広がりやすい
・複雑な情報を視覚的に整理できる
・記憶に残りやすくなる
デメリット:
・他人と共有しにくい
・大量の情報整理は難しい
・論理的な思考には向いていない
マインドマップの最大のメリットは、イメージが広がりやすいことです。
頭の中に浮かんだことを紙面に広げていく楽しさ、気持ちよさがあります。
またマインドマップは、複雑な情報を視覚的に整理することができます。
視覚化することで、全体のイメージを把握することができ、記憶にも残りやすくなります。
脳科学の研究によると、視覚的な情報の整理が、アイデアの生成や記憶の定着に効果があるとのこと。
![はじめちゃん](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_HAJIMEa.png)
右脳と左脳を使うからかな
一方、マインドマップは基本的に個人的に使うものなので、他人と共有するためには、見方について他の人が理解する必要があります。
また、マインドマップは、大量の情報を整理する場合には向いていません。
情報量が多くなると、見通しが悪くなり、逆に混乱してしまうことがあるのです
また、マインドマップは思考のフローを追う形式なので、論理的な順番に並べるのが難しい場合もあります。
![はじめちゃん](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_HAJIMEa.png)
向き、不向きがあるんだね
![カラピー](http://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2021/09/shinpai_blog01-300x300.jpg)
アイデア出しにはマインドマップは使えますよ
マインドマップの活用法
マインドマップは、いろいろな使い道、活用法があります。
マインドマップの活用例:
▪ アイデア発想
▪ プロジェクトの計画と管理
▪ 学習と知識の整理
▪ プレゼンテーションの作成
ひとつずつ説明します。
アイデア発想
マインドマップは、アイデア発想に非常に有効です。
テーマを決め、そこから発想を広げていくことで、自由な発想を促し、新たなアイデアを生み出すことができます。
![カラピー](http://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2021/09/shinpai_blog01-300x300.jpg)
のちほどやり方を説明しますね
基本的にはひとりで使うマインドマップですが、チームでブレストするときにも使うことができます。
プロジェクトの計画と管理
マインドマップは、プロジェクト管理にも使うことができます。
プロジェクトの目的やゴールを中心に置いてマインドマップを作成し、タスクやアクションアイテムを追加していくことで、プロジェクトの全体像を把握することができます。
また、マインドマップを作成できるソフトウェアでは、タスクの進捗状況をマインドマップ上で管理することもできます。
勉強や知識習得のための整理
マインドマップは、勉強や知識習得にも使えます。
テーマごとにマインドマップを作成し、勉強した内容を整理することで、理解度を上げることができます。
また、マインドマップを使って学習計画を作成することも可能です。
プレゼンテーションの作成
少し意外な使い方かもしれませんが、マインドマップは、プレゼンテーションに使うことができます。
テーマごとにマインドマップを作成し、重要なポイントを強調するために色や線を使うことで、聴衆により分かりやすく、視覚的に伝えることができます。
![はじめちゃん](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_HAJIMEa.png)
ユーチューブで見たことがあるよ
私が知っている方だと、ヒトデさんという方が、ブログの書き方についてマインドマップを使って解説していました。
![シルベッシー](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_SIRUBE.png)
内容のつながりで順番に説明していく感じだね
マインドマップの作り方
マインドマップは、以下の手順に従って作成します。
- 中心にテーマ(セントラルイメージ)を書く
- 分岐する枝(ブランチ)にキーワードを書く
- それぞれの枝をさらに分岐させ(サブブランチ)、キーワードを追加する
- キーワードをイメージ化し、関連性やポイントを線などで示す
- できたマインドマップを俯瞰して見る
大きめの紙とペン(色ペンがよい)を用意しましょう
1. 中心にテーマ(セントラルイメージ)を書く
![マインドマップ作成方法](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/03/a0aee846a3b0257b0a594e7c973797bb.jpg)
最初に、マインドマップをおこなうテーマを中心に書きます。
例えば、「スマートフォン」とか「学園祭の出し物」とか短いキーワードを入れてください。
イラストやアイコンを描き込むのも良いです(「セントラルイメージ」と言います)。
2. 分岐する枝(ブランチ)を書き、キーワードを入れる
![マインドマップ作成方法](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/03/1a6f2919d635b2699cccb2fa4fc84dc8.jpg)
次に、テーマから枝のように線を伸ばします。
この枝のこと「ブランチ」と言います。
この枝(ブランチ)は中心のテーマから連想される要素(キーワード)を表しています。
枝の数は連想した分だけ伸ばしていいのですが、多すぎると書き込めません。
一般的には4本から7本ぐらいと言われています。
枝は直線ではなく曲線が良いとされています。
![カラピー](http://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2021/09/shinpai_blog01-300x300.jpg)
曲線の方がスペースが有効的に使えますね
![シルベッシー](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_SIRUBE.png)
脳の中のイメージなんだね
そしてその枝の上にキーワードを書いておきます。
それぞれの枝の色を変えておくのが、一応正しいやり方です。
3. それぞれの枝をさらに分岐させ(サブブランチ)、キーワードを追加する
![マインドマップ作成方法](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/03/81aa70acd9d535fb786c298d1bbc9040.jpg)
それぞれの枝から連想する言葉の分だけ、さらに枝を分岐させます(「サブブランチ」と言います)。
分岐した枝には、連想した言葉を入れます。
4. キーワードをイメージ化し、関連性やポイントを線などで示す
![マインドマップ作成方法](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/03/9984f16e0a169cd1d2a96e8a063274fb.jpg)
分岐した枝に書いたキーワードにはイメージが出るイラストやアイコンを描き込むといいでしょう。
また特に重要なキーワードを目立たせたり、関係するキーワードを線でつないだりしていきます。
5. できたマインドマップを俯瞰して見る
マインドマップが完成したら、俯瞰して全体を見ます。
枝の広がり方や、キーワードのつながりなどを見ていきましょう。
マインドマップを使用する上でのポイント
マインドマップを効果的に使用するためには、以下のようなポイントがあります。
• 単語やシンボルを使って簡潔にキーワードを表現する
• 色を使って情報を分類する
• 枝のつながりを意識して書く
• 短いキーワードやイラストを使用して情報を要約する
• レイアウトを工夫して視覚的に分かりやすくする
マインドマップはイメージが大事。
言葉だけでなく、イラストやアイコンを使ったり、色を工夫したり、躍動感ある枝にしたりして、イメージが膨らむようにしましょう。
ロジックツリーというものを以前お伝えしましたが、ロジックツリーは階層を明確にする必要がありました。
一方マインドマップは階層という意識は必要なく、もっとゆるやかで自由に使えます。
![はじめちゃん](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_HAJIMEa.png)
頭の中が広がっていく感じ!
マインドマップ作成ソフトウェアにおすすめのツール
マインドマップはもともと手描きで作成するものです。
日本で手描きのマインドマップが流行した時期がありました。本もいろいろ出ていたと思います。
当時、私も興味があって、やってみたのですが、残念ながら長続きしませんでした。
![カラピー](http://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2021/09/shinpai_blog01-300x300.jpg)
手描きがどうも私には難しかったです
しかしその後、マインドマップを使うようになりました。
それはマインドマップ作成ソフトを見つけたため。
ソフトの何が良いかというと、浮かんだキーワードに対して、あとからつながり(枝)を引くことができるから。
手描きの場合は、イメージができていないと枝を書く場所や広がりを作るのが難しかったです。
マインドマップを作成するためのソフトウェアをいくつか紹介しておきます。
![カラピー](http://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2021/09/shinpai_blog01-300x300.jpg)
ちなみに私が使っているのはXMindというソフトです
MindMeister(有料)
MindMeisterは、クラウド上で動作するマインドマップ作成ソフトウェアです。多数のテンプレートやアイコンを提供しており、共同編集機能も備えています。
日本語にも対応していて、無料体験ができます(3枚まで)。
MindNode(有料)
MindNodeは、MacやiOSで動作するマインドマップ作成ソフトウェアです。シンプルなインターフェースで使いやすく、アウトラインビューとマインドマップビューを切り替えることができます。
一応無料版もありますが、機能が少なめな印象です。
XMind(無料 一部機能が有料)
XMindは、Windows、Mac、Linuxで動作するマインドマップ作成ソフトウェアです。多彩なスタイルやテンプレートを提供しており、オフラインでの利用も可能です。
私が利用しているのが、このソフトですが、無料でもかなり使えます。
EdrawMind(有料)
EdrawMindは、Wondershare社が開発したマインドマップ作成ツールです。Windows版とMac版、Linux、Android 、iOSに対応。
無料版でもマインドマップを無制限で作成できるようです。
これらの専用ソフトではなくても、例えばパワーポイントやデジタルホワイトボードのようなツールでもマインドマップは作成可能です。
マインドマップを使ったアイデアの出し方
ここから、マインドマップを使ったアイデアの出し方をお伝えします。
![カラピー](http://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2021/09/shinpai_blog01-300x300.jpg)
新商品の企画で考えてみましょうか
![はじめちゃん](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_HAJIMEa.png)
なんの新商品?
![カラピー](http://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2021/09/shinpai_blog01-300x300.jpg)
何でもいいですよ
![はじめちゃん](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_HAJIMEa.png)
ジュースがいいな
![カラピー](http://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2021/09/shinpai_blog01-300x300.jpg)
じゃあジュースの新商品にしましょう
XMindというソフトを使ってやってみます。
中心にテーマ(セントラルイメージ)を書く
テーマ「ジュースの新商品」を中心に書きます。
![](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/03/d65560522a5b68d637edeb8f49631a65.jpg)
分岐する枝(ブランチ)にキーワードを書く
思いついたキーワードを書いて、中心のテーマとつなげます。
![](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/03/2cd501737b824a0865a01f5d01a0ed8a.jpg)
キーワードはジュースの新商品から浮かんだものであれば、とりあえず何でも良いです。
例えば「ターゲット」、「価格帯」、「販売ルート」などを、中心テーマから枝分かれさせて書きます。
それぞれの枝をさらに分岐させ(サブブランチ)、キーワードを追加する
次にそれぞれのキーワードに対して思い浮かぶ言葉を入れていきます。
![](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/03/df126356c18f115cc8aa37b95475714a.jpg)
例えば「価格帯」であれば、「高級路線」とか「低価格」とか、あるいは「100円」とかでも構いません。
![](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/03/a5a8c75e3a90c52f3bac17f8dbcf2a57.jpg)
枝分かれしたキーワードを一通り書き込めたら、全体を見てみます。
枝があまり広がっていないところは、何か追加できるものがないか考えます。
![](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/03/e2a1b98eca4e9ffc8927e4d2a93bb9cc.jpg)
キーワードをイメージ化し、関連性やポイントを線などで示す
次に関係性のあるものがあれば、線でつないでみます。
![](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/03/446b8e7c7a03fdb834a9dfde3ca49afe.jpg)
1つずつ書いた言葉を見ていき、良さそうなものに色を付けたり、文字を大きくしたりして強調していきます。
そして強調した言葉などからアイデアを組み合わせて、新商品のコンセプトを考えていきます。
![はじめちゃん](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_HAJIMEa.png)
楽しい!
![シルベッシー](https://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2023/09/BALLON_SIRUBE.png)
どんどん広がっていくね
いかがだったでしょうか。
このように、マインドマップは、浮かんだイメージを枝分かれさせながら整理することができ、新しいアイデアを発想することができます。
ぜひマインドマップを使ってみてください。
![カラピー](http://hj.yumetuna.com/wp-content/uploads/2021/09/shinpai_blog01-300x300.jpg)
読んでいただき、ありがとうございました!
マインドマップを考えだしたトニー・ブザンさんの本は以下のものがあります。正しいやり方を知りたい方は読んでみてください。