
アレックス・F・オズボーンっていう名前は覚えている?

オズボーン大好き!

そうなの?

ちょっと怖いけど、カワイイし。血はちょっとグロいから苦手だけど、とにかく曲がいいよねえ。

うん? 誰?

オジー・オズボーンだよ

ああヘビメタの人

オジーもいいけど、ボクはギタリストのジェイク・E・リーが好きなんだ! ライブのとき、オジーに髪の毛を引っぱられて痛そうだったなあ

なんかマニアック
アレックス・F・オズボーンは、ブレインストーミング(略してブレスト)というアイデア発想に使える会議の手法を考えた人です。
ブレインストーミングについてはこちらを。
今回は、アレックス・F・オズボーンさんが考えた、アイデア発想で利用できる「オズボーンのチェックリスト」を紹介します。
このチェックリストを使うことで、アイデアが出しやすくなるので、理解して使ってみましょう。
今回の記事は
【誰に】アイデアをたくさん出したい方、面白いアイデアを生み出したい方
【何が】オズボーンのチェックリストを使ったアイデア発想法が理解できます
オズボーンのチェックリストは、アイデア発想に利用できるフレームです
アレックス・F・オズボーンさんの考えたチェックリストは、特別な名前はなくて、「オズボーンのチェックリスト」と呼ばれています。
このオズボーンのチェックリストは、9つの項目があり、そのそれぞれに答えていくことでアイデアを出せるものです。
項目は次の9つです。

転用、応用、変化、拡大、縮小、代用、置換、逆転、結合

これだけ見てもよくわからない
オズボーンのチェックリストの9つの項目、それぞれがアイデア発想のきっかけになります
このオズボーンのチェックリストは、ひとつひとつの項目の言葉をもとにアイデアを考えるものです。
このオズボーンのチェックリストの9つの項目をもう少し詳しく見ていきます。




これ、なんでアイデアが出やすいのかな?
アイデア発想が出やすくなるのは、方向が絞られるから
このチェックリストの一番よいところは、チェック項目が与えられることで、アイデアを考える方向が定まるからです。
「なんでも自由に考えてください」というのが一番むずかしい。
でも、オズボーンのチェックリストは、「こっちに考えてみて」と方向を決めてもらえます。
これにより、アイデアが出やすくなります。
例えば、「拡大」という項目であれば、大きくしたり、広げたり、膨らましたりと考える方向が絞られています。
これが良いのです。
大きくするってどれくらい大きくする? 大きくして良いことってある? と考えが進めやすい。

なるほど、それでアイデアが出やすいってことね
チェックリストを全部使わなくていいです
実際にオズボーンのチェックリストを使っている方が、どういう感じで使っているかはわからないのですが、私は特にチェックリストを用意して書き込むことはしていません。
ただ、会社の新入社員教育を担当していたときは(私は、企画・ライティング・マーケティングを担当していました)、チェックリストのフレームを用意して、お題を決めて、そこに書き込んでもらっていました。
もしやったことがない方は、フレームを用意して書き込むのをおすすめします。
やってみると何も浮かばない項目があったり、驚きの少ないアイデア(どこかで見聞きしたもの)しか出てこないとか、色々分かると思います。
あと、全部の項目を考える必要はありません。気になる項目だけピックアップしてもいいと思います。

もちろん練習するつもりであれば、全項目に挑戦しましょう
オズボーンのチェックリストはアイデア・発想をするためのものですので、答え/正解を導き出すものではありません。
面白いアイデアとか、考えもしなかった斬新なアイデアが出てくれば成功です。
そこから、アイデアを具体化していけばいいのです。
こういうフレームワークは、そのフレームを埋めることがゴールになりがちです。そこに気をつけて、発想の方向(チェックリストの項目)を意識してアイデアを出していきましょう。

発想のきっかけとして使えばいいんだね

よし、チェックリストを使って、オジーのライブをもっと良くするアイデアを考えよ

プロモーター?

読んでいただき、ありがとうございました!
次回、オズボーンのチェックリストを使った実際のアイデアの出し方をお伝えできればと思います。