前回、アイデア発想につかえる「マンダラート」というフレームワークをご紹介しました。
今回は、実際に「マンダラート」を使ってアイデア出しをしてみます。
大谷翔平さんがやったマンダラートも紹介します。
マンダラートのお題は「英語が話せるようになる」にします
練習なのでお題(テーマ)は何でもいいのですが、今回は「英語が話せるようになる」でやってみます。

アイキャンスピークジャパニーズ

私は日本語が話せます?

ボク英語話せないから

でも、英語で言ってるよ
みなさんもよければ用紙を用意して、やってみてください。
制限時間は15分にしてみましょう。
【マンダラートを使ったアイデア発想】例:「英語が話せるようになる」
まず、真ん中にテーマを書きます。
今回は「英語が話せるようになる」です。

では始めましょう。周囲のマスに思いついたことを書きます。
あまり深く考えず、ぱっと思いついたものを書いていきましょう。

周囲に8つ書けたら書いた言葉を、それぞれ外側のマスの中央に書きます。
ここは書き写すだけですね。

それぞれのマスの中央の言葉から、さらに思いついたことを周囲に書きます。
ここからちょっと大変かもしれません。
とにかく思いつくものをどんど書いていきましょう。

15分たったら終了です。
マンダラートに自分が書いたものを振り返る
15分は短かったでしょうか。
私も全部埋められませんでしたが、ほぼ埋めれました。
このスピード感も参考になるかもしれません。
ただ埋めることが目的ではありません。アイデア発想をする練習ですから。
また書いた言葉のレベルも気にしなくて構いません(私のやったものもショボい?気がします)。
ここから、面白いアイデアを抽出してさらに深く考えていったり、効果の高いものをまとめてみたり、より具体的にしていく作業に入っていきます。
私のやってみたものを見てみると、真ん中下に「部屋の中を英語ばかりに」があります。
思考の流れはこんな感じ。
英語ができるようになるには、できるだけ英語に触れる必要がある
⇒周囲を見たときに英語ばかりにできないかな
⇒今、周囲をみるとどうだろう
⇒色々なものが日本語で書かれているなあ
⇒これ英語にできないか
このあたりはちょっとおもしろいかもしれません。
例えば電子レンジとか、電子表示になっているところがありますよね。そこの言語が切り替えられるとか。
あるいはメガネをかけると日本語が全部英語になるとか(グーグルでできますね)。
こんな感じで具体的なアイデアをマンダラートの中から広げていけると良いですね。
マンダラートのコツは、イメージを頭の中で思い浮かべること
私のやり方(コツ)は、
・思いつくものが出てこなくなったら、別のキーワードを考える
・キーワードの周辺にあるものを思い浮かべる
やってみると分かると思うのですが、すぐたくさん思いつくキーワードとなかなか思いつかないキーワードが出てきます。
最初は出てくるのですが、途中でまったく出てこなくなることもあります。
そんなときは、粘らすに他のキーワードに移りましょう。そしてまた戻ると思いつく場合がけっこうあります。
2つ目のポイントは、ちょっとコツがあります。
コツというのは、イメージ(絵)を思い浮かべるということ。
例えば、「英会話教室」であれば、その教室はどんな教室なのか、教室の中にどんな備品がおかれているのか、誰が受けているのか、どんな授業をしているのか、などなど。
これらをイメージ(絵)として思い浮かべるのです。
そうするとそこにあるものからキーワードが出てきたりします。
大谷選手もマンダラートを実践していました
実はこのマンダラートは、メジャーリーグで活躍中の大谷翔平選手が、高校生のときに使っていました。
当時の野球部の監督が、部員に書かせていたそうです。

「8球団からドラフト1位指名」というゴールを真ん中に置き、必要となることを周囲に書き、そのためにやることなどを広げていっています。
「人間性」や「運」というキーワードが出ているのも面白いですね。
アイデア出しだけでなく、自分の実現したいものをテーマにして、このマンダラートを使ってみるのもよいかもしれません。

よし、ボクは三刀流を目指すぞ!

投手、打者、あとひとつは?

売り子さん

読んでいただき、ありがとうございました!