
ダラダラ〜マンダラ〜

何?

ダラダラ〜マンダラ〜

だからそれ何?

ナンダラ〜マンダラ〜
アイデアを生み出したいときに、さまざまなアイデア発想法を使うと、漠然と考えるよりも面白いアイデアが出るようになります。
今回は、『マンダラート』というフレームワークを紹介しますので、ぜひ使ってみてください。
今回の記事は
【誰に】アイデア発想方法を知りたい方、面白いアイデアを出したい方
【何が】マンダラートを使ったアイデアの出し方が理解できます
マンダラートはアイデア発想に使えるフレームワークです
マンダラートとは、マス目を作り、そのマスの中に思いついたことを書き込むことで、アイデアを広げたり、整理したりできるものです。
ちなみに「マンダラート」という言葉は、仏教に登場する曼荼羅(マンダラ)模様に由来するもので、曼荼羅とアートを組み合わせた造語。
マス目に文字を記入していくことで、それが曼荼羅模様のように広がるイメージですね。
今泉浩晃さんというデザイナーの方が考案したものです。
今泉さんの本を読んだのですが、とてもユーモアのある発想豊かな方だなあと思いました。

マンダラートはマス目を用意して、思いついた言葉を書いていきます
マンダラートは次の手順でおこないます。
1.縦3×横3、合計9のマス目を書きます
2.中心のマスに、テーマや目的(ゴール)を書きます
3.中央に書いたテーマに関連する言葉、思いついたキーワードを、周りのマスに書きます
4.3で書いた言葉の中の一つを、新たに書いた9つのマス目の中心のマスに転記します
5.ステップ3と同じように、中央の言葉に関連する言葉を周囲に書きます
6.3で書いた他の言葉で同じことを繰り返します

こんな感じの枠を用意します。

中央に書くのは、アイデア発想したいもの(テーマ)です。
例えば「冬向け新商品」とか「Z世代向け新サービス」、「効率的な会議」、「会社の認知度向上」などなど。
自分向けにも使えますね。例えば「英語が話せるようになる」とか「資格を取る」とか。

ボクは「モテモテになる」と書きました

モテたいのね

そして、その中央に書いた言葉について、思いついたものを周囲のマス目に書いていきます。

おしゃれになるとか、頭がよくなるとかでいいのかな

いいですよ、その調子で埋めていきましょう

中央に8つ言葉が入れられたら、その言葉を周囲のマスの中央に転記します。

そして、8つそれぞれの言葉に対して、同じように思いつく言葉を周囲に書いていきます。

たくさん埋めないといけないなあ。ぜんぜんアイデアが思いつきません。
一生モテないのでしょうか・・・

練習すればできるようになりますよ
マンダラートはアイデア発想に使いやすいフレームワークです
マンダラートはアイデア出しのツールとして、使いやすいものだと思います。
その理由を挙げると、次のとおりです。
・アイデアのレベルを気にすることなく進められる
・マス目が限られているため、ゴールが見えている
・一つのテーマからアイデアが拡がっていく
特に私が良いと思うのは、アイデアのレベルを気にしなくてもいいということ。
このことで、アイデア出しのストレスが減ります。
たとえば、別のセルで同じアイデアが出てしまっても構いません。とりあえず、浮かんだことをどんどん書いていきましょう。
またマス目の数が決まっているため、アイデアを出して埋めようというモチベーションが続きやすいです。
例えば、時間を15分とか20分とか決めて、やってみるのも良いですね。
最初はなかなかアイデアが出てこないかもしれませんが、練習するうちにどんどん埋まるようになります(練習が大事)。
また、真ん中に書いたテーマを元に発想していくため、考えの流れにポイントができ、アイデア発想が散漫にならないのも良いところだと思います。
中心からアイデアが広がって行く感じは気持ちよさもありますね。
とにかく真ん中に書いてることをじっと見て、そこから発想を広げていきましょう。
マス目を全部埋めなくてもよいです
フレームワークで気をつけた方がいいのは、フレームを埋めることが目的になってしまうこと。
全部埋めなくちゃと焦って、適当に書いてしまったり、ダラダラと時間を使ってしまったりするのは良くないですよね。
特にアイデア発想のために使うのであれば、埋まっていないことをどうこう思うよりも、出てきたアイデアの中に面白いものがないかに集中していくのが良いと思います。
個人的には、パソコンで記入するより、まず紙とペンでやってみることをおすすめします。

どんどん埋まってきた〜

いいね

これでモテるなあ

アイデアだけじゃダメだよ。実行しないとね

読んでいただき、ありがとうございました!
次回は、マンダラートを実際使った例をご紹介します。
実際にどんなレベルで書き込むのか、実例をもとに説明していますので、ぜひご覧ください。
大谷翔平さんが高校生のときにやったマンダラートも紹介しています。