長い文章はできるだけ短く区切りましょう

ライティングの技

長い文章は短くしましょう。

ライティングを学んでいる方であれば、このフレーズは聞いたことがあるかもしれませんね。

はじめちゃん
はじめちゃん

短いと何がいいの?

シルベッシー
シルベッシー

わかりやすくなるってこと

はじめちゃん
はじめちゃん

はじめちゃん
はじめちゃん

はじめちゃん
はじめちゃん

はじめちゃん
はじめちゃん

はじめちゃん
はじめちゃん

はじめちゃん
はじめちゃん

い?

くぼい
くぼい

短くしすぎ

はじめちゃん
はじめちゃん

じゃあこれは?

はじめちゃん
はじめちゃん

私です。

はじめちゃん
はじめちゃん

昼ご飯です。

はじめちゃん
はじめちゃん

焼きそばです。

はじめちゃん
はじめちゃん

食べたです。

シルベッシー
シルベッシー

私は今日の昼ごはんに焼きそばを食べた。ね。

はじめちゃん
はじめちゃん

Death(デス)!

短くするといっても限度がありますよね。

短くしすぎると文章のリズム(調子)の出ないですし(文章で読んだ時のリズムはとても大事です)。

とはいえ、わかりやすくするには、まずは文章を短くすることを意識しましょう。

文章を短くするには、つなげないこと

例題を見ていただくのが早いと思うので、次の文章を読んでみてください。

先週の土曜日に犬山城へ遊びに行ったのですが、犬山城へ向かう途中の場所が城下町としてきれいに整備されていて、食べ歩きしたり、お土産を買ったりして、そこで時間を使いすぎて、犬山城が閉門されてしまい中に入ることができませんでした。

読めなくはないかもしれませんが、文章は長いですよね。

私は、書きたいことをそのまま書いていくと、ついこういう文章になってしまいがちです。

自分は書きたい内容を知っている(当たり前ですが)からか、長くなっていても気にならないかもしれません。

でも読む人からすると長い文は読みにくいですよね。

ちなみにこれは、ゴールデンウィーク中の私の出来事です(実話)

城下町を往復して、ちょこちょこと美味しそうな食べ物(串カツとか握り寿司とか)をつまみながら、お土産屋さんを見て回りました。

そして、犬山城に向かったところ、ちょうど手前の門が閉められて、入ることができなかったのです(5分早ければ入れた。残念)。

犬山城は愛知県の北部にあります。ぜひ行ってみてください。

さて、話を戻して、この文章を短く区切ってみましょう

先週の土曜日ですが、犬山城へ遊びに行きました。犬山城へ向かう途中の場所が城下町としてきれいに整備されていました。そこで食べ歩きしたり、お土産を買ったりしました。ただ、そこで時間を使いすぎて、犬山城が閉門されてしまい中に入ることができませんでした。

どうでしょうか。ひとつひとつの文章が頭に残りやすくなったと思いませんか。

短い文章にする理由は、ひとつひとつの内容が頭に残りやすくなるからです。

ただ、この文章「ました」が続くので読んだ時のリズムはよくありません。

私ならこんな感じにします(あくまで参考です)。

先週の土曜日、犬山城へ遊びに行ったときの話です。犬山城へ向かう途中の場所が城下町としてきれいに整備されていました。そこで食べ歩きしたり、お土産を買ったり城下町を堪能。ただ、そこで時間を使いすぎて、犬山城が閉門されてしまい中に入ることができませんでした。

箇条書きの技も使いましょう

もうひとつ例文を紹介します。

今日は仕事が少し早く終わったので、近所のスーパーへ寄って、牛乳とフルーツグラノーラ、そしてマカダミアンナッツとよっちゃんイカを買いました。

これは、そんなに長い文章ではありませんが、区切って短くすることができます。

今日は仕事が少し早く終わりました。そこで、近所のスーパーへ寄って、牛乳とフルーツグラノーラ、そしてマカダミアンナッツとよっちゃんイカを買いました。

あまり違いを感じないかもしれませんが、脳の理解する負担は減っています。

一旦、仕事がいつもより早く終わったことを理解した上で、次の話にいけるためです。

さらにこうするとどうですか?

今日は仕事が少し早く終わりました。そこで、近所のスーパーへ寄って、次の商品を買いました。
・牛乳
・フルーツグラノーラ
・マカダミアンナッツ
・よっちゃんイカ
はじめちゃん
はじめちゃん

よっちゃんイカってすっぱいよね!

カラピー
カラピー

たしかに酸っぱいですね

酸っぱさは置いておいて、商品を箇条書きにした文章は、さらに読みやすくなったと思いませんか。

これも、箇条書きの前で、商品を買ったことを伝えてから、その商品を説明しているため。

もちろん箇条書きにすることで、ひとつひとつ商品が分離され、記憶に残る。

箇条書きの技もぜひ身につけましょう。

どれくらいの文章の長さがいいのだろうか

私がテクニカルライティングを勉強していたときには、「一文一意」と習いました。

これは、一つの文章ではひとつの意味だけにするということです。一文一義という言い方もあるようです。

先ほどの文章だと、

「仕事が早く終わった」
「近所のスーパーへ寄った」
「色々買った」

とひとつの文章に三つの意味があるということになります。

一文一意のルールに従えば、3つに文章を分けた方がいいとなりますが、実際にはそこまで区切るのはどうかなと思っています。

ただやはり、つなげすぎた文章は読みにくくなりますので、長くなっていないか気をつけておきましょう。

ポイントは、文章の流れ、リズムです。ただ、短くするだけだと、リズムがなくなってしまうかもしれないので注意してくださいね。
 
はじめちゃん
はじめちゃん

文章にもグルーブが宿るんだよ

シルベッシー
シルベッシー

文章と音楽、共通することがあるんだね

カラピー
カラピー

読んでいただき、ありがとうございました!