【初心者でもできる】良い企画を考える前にやること5ステップ

企画・発想の技

企画をするとき、いきなりアイデアを考え始めていませんか?

それでは、本当に良い企画にはなりません。

企画アイデアを考える前に、さまざまな情報を集め、整理分析して、問題を見つけ、やることやゴールを決める。

それから企画のアイデアを考えはじめます。

私も最初は、とにかく面白いアイデアを思いつけばいいのだと勘違いしていました。

しかし、20年以上企画の仕事についてわかったのは、事前準備がなにより重要だということです。

今回は、企画アイデアを考える前にやることを一通りまとめてお伝えします。

今回の記事は
【誰に】企画の準備で何をすればいいか分からない方
【何が】企画を始める前にやること、良い企画を出すためにすることが理解できます

【ステップ0】企画を始める前に「そもそも良い企画とは?」

最初に、いきなりアイデアを考えては良い企画にならないと書きましたが、そもそも良い企画とはどんなものでしょうか?

私が考える良い企画とは次の3つです。

  1. クライアントの要望に合っている
  2. 効果がある、効果が高い
  3. クライアントの想像を超える

1つ目の「クライアントの要望に合っている」のは、当然だと思うかもしれません。

しかし長年企画業務に関わってきて思うのは、アイデアを考えているうちに、要望からずれてしまうことがあるということ。

そもそもクライアントの要望をしっかりと把握できていないこともありますので、これからお伝えするステップを理解して企画を進めましょう。

シルベッシー
シルベッシー

クライアントの要望をしっかり把握!

2つ目の「効果がある、効果が高い」もとても重要。

アイデアが面白く、プレゼンも盛り上がって、企画が採用されたけれど、実施してみたら効果があまりみられなかったということがあります

はじめちゃん
はじめちゃん

効果がなければ企画の意味がない!

3つ目の「クライアントの想像を超える」というのは、企画を受け入れてもらうときに大事です。

クライアントもアイデアは何かしら頭に浮かんでいるはずで、そのアイデアと同じもの出されても盛り上がらないどころか、評価を下げてしまうかもしれません。

クライアントの想像を超えることで、良い反応をもらえて、結果として仕事を受注できる。

そして相手の期待値を超えない企画では、実施する際のモチベーションも変わります。

企画を始める前に、クライアントの期待値を明確にしておきましょう。

カラピー
カラピー

「クライアントは何をどこまで想像しているか」を考えましょう

みなさんも、自分の考える「良い企画」を言葉にしてみるといいかもしれません。

「良い企画とはどんな企画か」を言葉にして、常に意識して企画を進めることをオススメします。

【ステップ1】与えられた条件を整理しよう

さてここから、企画を始める前の各ステップを説明していきます。

まずは、与件を整理しましょう。

与えられた条件のことを「与件(よけん)」と言います。

企画で最初にするのが「与件の整理」です。

そもそも与件というのが誰から与えられる条件かというと、企画を依頼してきた人ですね。

シルベッシー
シルベッシー

クライアントとか発注主とかのことだよね

企画を依頼してきた人から与えられる条件というのは、いろいろあります。

与件の内容
・クライアント名(部署名、担当者名)
・背景
・クライアントが認識している課題
・ターゲット
・納期
・予算

基本的にはクライアントから伝えられたことのすべてが当てはまりますが、わかりやすいところだと、予算(お金)ですね。

まずは、これら与件を洗い出して整理し、メンバーと共有しましょう

与件の整理は社内の企画でも同じです。

自社の新しい製品やサービスを考える場合にも、条件はありますよね。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【ステップ2】色々な方法で関係する情報を集めよう

与件の整理の次におこなうのは、情報収集です。

良い企画、良いアイデアを生み出すためには、情報収集とその整理がとても大事です。

情報はできるだけ集めて、そこから絞り込んでいきましょう。

カラピー
カラピー

情報というのは、企画に関係するものすべてです

使える時間の中でできるだけ多くの情報を集めましょう。

情報とは例えば以下のようなものです。

・ターゲットユーザーについて
・クライアントについて
・対象となる業界
・競合となるもの(商品、サービス、会社など)
など

情報は良い企画を生み出すために必要ですが、その情報自体が企画の説得力を上げることにもなります。

自分たちの企画に自信も生まれます。

データ(数値)の情報は、企画書に載せることもできます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。情報を集めるのにオススメのウェブサイトも紹介しています。

【ステップ3】企画の対象となる人(ターゲットユーザー)をよく観察しよう

情報収集するときに、企画する商品やサービスなどの利用者(ターゲットユーザー)について調べます。

ターゲットユーザーの情報の調べ方の手段で『観察』という方法があります。

観察の仕方は色々あるのですが、ポイントは、できるだけターゲットの普段の様子を見ることです。

商品やサービスを使う場所、時間、体の動きなど、実際に使っている様子を確認できるのが一番良いです。

家で使うものであれば、家庭にお邪魔するとか、外で使うものであれば現場に行くとかの方法です。

『デザイン思考』という、デザイナーの考え方・進め方をもとにアイデアを考える思考法があるのですが、その中でも観察は重要なステップとなっています。

観察の仕方についてはこちらの記事をご覧ください。デザイン思考や、観察のときに注意が必要な認知バイアス(アンコンシャス・バイアス)についても触れています。

【ステップ4】課題(やるべきこと)を抽出

課題とは、問題や困りごとを解決するためにやるべきことです。

与件を整理し、情報を整理したら、現状の問題点を洗い出します

出てきた問題点に対して、やるべきことを考えるのが「課題抽出」のステップです。

「課題解決」のように、「課題」を「問題」と同じ意味で使っていることがありますが、私は分けて考えています。

問題の中に課題(やること)がたくさんあるというイメージです。

例えば、自転車に乗れないという「問題」の中に、練習するとか、乗り方を学ぶとかいう「課題(やるべきこと)」があるという感じです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。課題をどう抽出するといいかについてまとめてあります。

【ステップ5】企画の目的(ゴール)を決めよう

ステップ4までで、さまざまな情報を集め、問題を見つけ、やること(課題)を抽出しました。

そして企画の目的を決めます。

目的とは目指す姿、企画のゴールのことです。

「目的」と「目標」という似た言葉がありますが、「目的」と「目標」は違う意味を持っています。

このふたつの言葉はマーケティングで使われる言葉ですが、混同したり、逆になっていたりする説明も見かけるので、気をつけて覚えてください。

目的:実行しようとして目指す事柄。行動の狙い
目標:そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの

小学館デジタル大辞泉

目的を達成するために目標を設定する、というように使います。

目的は企画によって、複数決めることもあります。

例えば、大きな目的の手前に小さな目的を置くような場合です。

目的設定は、クライアントと共通理解を持つ重要な要素ですので、しっかり決めましょう。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

まとめ

STEP1: 与件の整理(与えられた条件を整理する)
STEP2: 情報収集(企画に関連するさまざまな情報を集める)
STEP3: ユーザー観察(ターゲットとなる利用者について観察する)
STEP4: 課題抽出(問題を把握し、やるべきことを抽出する)
STEP5: 目的設定(企画のゴールを設定する)

以上の5つのステップが、企画を始める前にやっておくことです。

はじめちゃん
はじめちゃん

ちょっと長かった

シルベッシー
シルベッシー

やることがけっこうあるんだね

カラピー
カラピー

どのステップも良い企画を考えるために必要なので、しっかり理解してください

この5つのステップを終えたら、いよいよ企画を始めます。

今回の5つのステップを終えたら、企画の方向性から考えていきます。

カラピー
カラピー

読んでいただき、ありがとうございました!